労災保険は絶対入っておいた方が結果安い
労働災害保険は人を雇うことになったら絶対に入らなければ行けません。入らないでおくとどうなるのでしょうか。例えば大工さんが人を雇いました。しかし保険料を払いたくないので労災保険に加入しませんでした。雇った助手が仕事中に謝って指を切り落としてしまいました。医者に行きます。医者はどうしたのと聞いてきます。ここで仕事中に謝って指を切り落としてしまいましたと言うと健康保険がききません。
では虚偽申告をして、家で料理していたら指を切ってしまいましたと言うと、包丁を普通に使っていたら起こりえないキズであれば調査が入ります。調査の流れとしては、医者から労働基準監督署に連絡が入ります。そこから何らかの形でその患者さんの勤め先へ調査が入ります。この場合労災隠しが発覚すれば、最悪患者さんは国民健康保険は使えず、労災保険も使えず、自腹で治療費を払うという可能性も出てきます。
そうなると、実際仕事中の怪我ですから、雇い主である大工さんに損害賠償請求をするという流れになるのです。結果労災に加入していなかったことが大きなマイナスになると言うことです。言い換えれば労災保険に加入しておけば安く済んだと言う事になります。
労災は人を雇えば加入できるのですが、一人親方だと直接は入れません。そんな時は事務組合に加入して特別加入という形で加入します。こうすれば一人で個人事業を営んでいるような方でも労災に加入することが出来ます。一人親方だと仕事中の怪我が即収入減につながりますから、是非特別加入で労災に加入して、安心して日々の業務に従事しましょう。