企業が労災保険を使いたくない理由？
労災保険は大切な従業員を守るための、なくてはならない保険です。なぜ、労災保険をできれば使いたくない・・・という企業が多いのでしょうか？その本当の理由は、労災保険を使うということは、何かしらの事故や怪我が起きたことを意味します。
つまり、業務上でそのような事故や怪我があったことを企業が認めることで、悪い噂が流れたり、場合によっては損害賠償を求められてマスコミに情報が流れてしまうかもしれません。そのような企業にとってマイナスイメージになるようなリスクを避けたいのです。だから、労災保険を使うような事故や怪我を認めたくないと思うのです。
あくまでも従業員個人のミスで事故や怪我になってしまったということにしておきたいのです。しかしながら、なんとも身勝手な考え方だと思います。そのような考え方で従業員や従業員の家族に思いやりを持たずに、保身ばかり考えているような企業に未来はないと思います。
そもそも、従業員なんて使い捨てと思っているような企業は、もしかしたら労災保険に加入していないかもしれません。現実的には、日本企業でも法律上、加入しなきゃいけない義務がある労災保険に加入していない企業は意外にもたくさんあるのです。
実際に向上などで作業員が事故にあい怪我をした時でも、企業は知らないふりをして見舞いにも来ないし、治療費も払わない・・・というケースもあるのです。そのような企業は日本の存在してはならないと思います。