アルバイトやパートでも加入できる?
アルバイトやパートの方で、労災保険に加入することができるのでしょうか?という疑問を持たれている人が意外に多いみたいです。結論から申し上げると、労災保険は自分で加入するのではなく、勤務先の企業が雇用した全ての従業員に加入させる法律的な義務があるのです。
雇用した従業員すべてということなので、正社員だけでなくアルバイトやパートや派遣社員も含めてすべての従業員が雇用契約を結んだ時点から、労災保険に自動的に加入している形になります。ただし、稀ではありますが、保険料をケチって労災保険に加入していない零細企業や質の悪いブラック企業のような職場もあるので、そのような企業では働かないように注意しましょう。
あと、労災保険と雇用保険がごちゃ混ぜになっている方が多いですが、雇用保険は労災保険のように誰もが加入できる保険ではありません。一定の勤務日数と勤務時間を超えないと雇用保険に加入することはできません。
つまり、週に2回や3回で数時間しか働かないようなアルバイトやパートさんの場合は、雇用保険に加入できない可能性が高いということです。雇用保険に加入できないということは、仕事を辞めたときに失業保険がもらえないということになります。
労災保険と雇用保険はまったく別物なので、ごちゃ混ぜにならないように1つ1つを理解しておきましょう。給料明細をチェックすれば、いろいろと分かることがあります。どうしても分からない場合は、経理部や事務の職員に聞いてみるのが1番です。