労災保険加入手続きで安心ライフ

労災保険加入手続きは意外と簡単!万が一に備えておきましょう

労災保険を使うと保険料は高くなるの?

労災保険を使えば使うほど、保険料が高くなっていく・・・と思い込んでいる企業が多いみたいですが、必ずしもそうなるとは限りません。自動車保険のように保険を使えば使うほど等級が下がり保険料が高くなるというシステムではないからです。

労災保険にはメリット制というシステムがあり、支払っている保険料と給付された額の比率で保険料が決まります。つまり、徹底的に安全に配慮した現場の労働環境や、働く上での教育指導をしっかりとやっていれば、それだけ労働災害が起こる確率も低くすることができます。労働災害が起こる確率を低くすることができれば、労災保険を使う率も低くなり、給付金を支払う回数も少なくなります。

それを実現することができれば、労災保険の保険料は安くすることができてしまうのです。つまり、大切な従業員が事故にあったり怪我をしないような労働環境を作ることができる優良企業だったら、労災保険の保険料はどんどん安くなっていくということです。

要するに、毎月のように労働災害が発生し、事故が起きたり重症になったり、死亡者が出るような企業では、当然のことながら労災保険の保険料は高くなってしまうということです。ちなみに、労災保険のメリット制のシステムが適用されるのは、一定の規模以上の従業員を雇用していて、且つ、その他の条件を満たしている必要があるので注意が必要です。

労災保険の保険料が高くなることを心配するよりも、絶対に事故や怪我が起きないような職場環境を作ることに力を入れた方が企業のため、従業員や従業員の家族のためになると思います。